今やスペシャルティーコーヒーの中で、最も有名な農園の1つであるEl Injerto。その名が世界の表舞台に出たのは、2002年のGuatemala Cup of Excellenceでした。
33農園のWinning farmの内2品目がノミネートされ、一方はデビューでいきなり第三位の座を獲得しました。 華やかさがありフローラルでワイニィーなこのコーヒーは、その後も世界中の人々を虜にし、2008年のCOEではついに一位を獲得、ポンド当たり$80.20はGuatemala COEの最高取引価格を樹立しました。 そして今年2011年初めて単独オークションを開催、7kgだけ出品されたMoccaはポンド当たり$211.50という驚異的な価格にて取引されています。
この農園の初代オーナーはヘスス・アギーレ氏、1874年のことでした。彼はさとうきび、タバコ葉などの栽培から初め、1900年にコーヒーの栽培を開始しています。インヘルトとは、この地に自生していたフルーツから名前を採ったものです。
現在はアギーレ氏の家系である3,4代目が1956年から農園管理にあたっており、高品質コーヒーの生産、栽培方法の研究を使命と考え、環境配慮等の社会的責任も果たしてきております。
El Injertoが目指すものは、コーヒーをよく知る人々に指名されることです。
さて、今回のコーヒーは『トラディショナル』です。
品種はブルボン70%、カトゥアイ30%のブレンドです。
柔らかい口あたり、ぶどう、リンゴを想わせる風味、キャラメル、蜂蜜に似た甘い余韻が愉しめるバランスの取れた逸品です!
農園主:アルトゥロ アギーレ 標高:1,850m 品種:ブルボン、カトゥアイ 産地:ウエウエテナンゴ 精製方法:フリーウオッシュド 認証:レインフォレストアライアンス 焙煎度:中煎り(ハイロースト)